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雌雄ほぼ同色で、頭上から背、翼は灰黒褐色で、翼は黒褐色で栗色の羽縁があり、尾は黒褐色。
眉班は淡黄白色で、頬は灰黒褐色。
ノドから上胸、頸側は淡黄白色で黒い顎線がある。
胸から腹は白くて黒斑がある。
シベリア北東部などで繁殖し、日本には冬鳥として大群で渡来する。
渡来したころは山地や北の方にいて木の実などを食べる。
次第に分散して低地や暖地に移動する。
畑や水田、川原など開けた場所に下りて昆虫やミミズなどをとる。
秋冬には単独で生活をし、芦や草を刈った場所や木の実が多いところに集まる。
地上を両足揃えてぴょんぴょんと飛び歩き、立ち止まっては餌をとる。
日本には10月ごろから4月下旬までいて、3月半ばごろに再び群れになり北へと帰って行く。
直線的に長距離を飛ぶときには翼を数回はばたいては体につけ、またはばたくといった飛び方をする。
クィックィッと鳴き、渡去前にはポピリョン、キョロンキョロンとさえずる。
冬鳥なので日本にいるときはさえずらず、「口をつむぐ」から「ツグミ」という名が付いたといわれている。
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