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日本ではキクイタダキに次いで小さい鳥。
体は小さくて尾は長い。
クチバシは非常に短く小さい。
頭上は白くて黒い過眼線があり、背は黒と紅紫色をしている。
翼と尾は黒く、次列風切外縁と尾の外縁は白い。
下面は白くて、下腹部と下尾筒は紅紫色。
幼鳥は過眼線が太くて背は黒い。
北海道の別亜種シマエナガは過眼線がなく、顔全体が白い。
チーチーチー、ジュリジュリなどと鳴く。
ユーラシア大陸の温帯から北に広く分布し、日本では九州以北の平地から山地の林に留鳥として住む。
群れを作る習性が強く、秋冬にはカラ類などと混群を作る。
春先には木の幹に縦にとまり樹液を飲むことがある。
春早く3月ごろから繁殖に入り、木の幹と枝の根元にコケやクモの糸などで球形の巣を作る。
子育ての時にはヘルパーと呼ばれる親鳥以外の鳥が参加することもある。
食べ物は小さな昆虫やクモとその卵などを食べる。
県内では留鳥として、山地から平地の林に群れを作り、よく見られる。
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