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スズメより少し大きく頭も大きく太っている。尾はイカルより短い。オスの頭上と頬は茶褐色で、後頸から頸は灰色。背は暗褐色。翼は青黒色で下面は淡褐色。
尾は黒褐色で外側尾の先は白い。
クチバシは淡灰褐色で繁殖期には鉛色になる。
メスは全体的に色が鈍い。
チチッなどと鳴きキチッなどと鋭い声で鳴く。
また飛びながらスィーという声を出す。
主に樹上で木の実などを割って食べる。
地上でも落ち葉をかき分けながら実を拾う。
ヨーロッパからユーラシア大陸の北部、日本などに分布する。
日本では北海道と本州中部以北の山林で繁殖し11月〜4月頃は温暖な地の落葉広葉樹の林に越冬のため移動する。
茨城県では10月ごろから冬鳥として渡来し、平地から山林まで広く見られる。
シメの名前の由来はシーという鳴き声にスズメのメがつき「シメ」と呼ばれたという。
漢字では「此女」と書き「シメ」と呼ばれた。
古くから万葉集や風土記に記録されているなじみの鳥。
体に似合わず「此女」とはすばらしい名前をいただいたものだ・・ |