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ハシブトガラスよりやや小さく、クチバシは大きく細長い。体色は紫青光沢のある黒色で、額はでっぱらない。
幼鳥は少し褐色味があり、光沢がない。
ガーガーと濁った声で鳴く。
ヨーロッパからアジアにかけて広く分布する。
日本では留鳥として一年中みられる。
九州以北で繁殖し、低地から低山、農耕地、川原、海岸等にいて、地上を歩いていろいろなものを捕食する。
ハシブトガラスとは違って市街地には積極的に入ってこない。
止まって鳴くときには腹部をふくらませ、尾を広げて頭を下げてお辞儀をするように鳴く。
食性は雑食で、昆虫類や鳥類の卵やヒナ、小動物、動物の死骸、果実、種子など何でも食べるため生活力は強い。
ハシブトガラスに比べて植物質のものを好む傾向がある。
地上から何かを咥えて飛び立ち、空中から落としては拾ってまた繰り返す動作をよく見かけることがある。
年間を通してつがいで縄張りを持つ習性があり、繁殖期以外は夜間決まった林に集団で眠ります。
ハシボソガラスの巣には木の枝が使われるが、最近では針金やハンガーなども利用することがある。
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