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ハシボソガラスより大きく、クチバシが太く湾曲していて、額が出ている。
全身が紫青色光沢のある黒色で、幼鳥は光沢がない。澄んだ声でカァーカァーと鳴くほか、いろいろな鳴き声で鳴く。
翼を規則的に羽ばたき、直線的に飛ぶが、上空に輪を描きながら滑翔することもある。
鳴きながら近距離を移動する飛び方はハシブトガラスならではの飛び方。
頭を突き出すように鳴き、その時翼を少し上げることもある。
東南アジアから東アジアにかけて分布する。
日本では全国的に留鳥で、生息条件の悪いと思われる大都会のビル街や高山の山頂にもいる。
元来は森林で暮らしていた鳥ですが、何でも食べるハシブトガラスにとって都市部は食料の宝庫で、都市部への分布域を拡大していった。
雑食性でごみ箱を漁ったり、鳥の卵やヒナ、海岸では魚のあらや死体を食べる。
どちらかというと肉食性が強い。
餌を探すときには地上を両足でピョンピョン跳ねるように移動する。
つがいで縄張りを持ち、繁殖期以外は大群でねぐらを取り、ハシボソガラスと共同の場合も多い。
県内では広く年中見られるが、主に森林から海岸、樹木の多い都市などに生息するが、平野の農耕地などではハシボソガラスよりは少ない。
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