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だいたいカケスぐらいの大きさ。
全身が黒褐色で、白い斑点が並ぶのでこの名がついた。
頭上は黒褐色で顔から背、胸、腹は黒褐色の地に白い斑点が並んでいる。
翼と尾は黒褐色で外側尾羽の先は白い。
下腹と下尾筒は白く、飛んでいるときは下から見ると白が目立つ。
クチバシの基部は太く、先は尖っている。ガーツガーツと鳴く。
ユーラシア大陸北部と中央アジアからヨーロッパの山地で見られる。
日本では北海道、本州、四国の標高1500〜2500mの高山にすみ、亜高山帯の針葉樹林に最も多い。
秋冬にも積雪の多い山に残るが、一部は低山に漂行する。
木の実やハイマツやブナの種子、昆虫、小鳥の卵やヒナ、動物の死体などを食べ、山小屋のゴミ捨て場をあさることもある。
特にハイマツやトウヒなどのマツ科の実を好み、秋から春まで貯蔵する。
針葉樹林の梢や枯枝にとまり鳴いている。
翼を比較的ゆっくり羽ばたき直線的に飛ぶ。
茨城県では夏はほとんど姿を見ないが、冬になると十王町や日立市の山地に少数が飛来し、越冬する。
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